白い繭

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 私は目が覚めると白一色が目に映った。そして細かい線のような物があり、身動きができにくい。あの時、何があったのかを思い出す。  ドアが開いて黒いのがこっちに来るのが分かった。しかし私は身動きができなかった。そして黒いのが近寄ることに恐怖を感じて目を伏せたのだった。  そして私はそのまま何とか見えた手を見た。その手は黒く女性の手のようだった。だが、そんなことは私にとってはどうでもよい。なぜなら、眠かったからである。私が目を覚ます頃はいつになるのだろうか。 ~完~  
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