20190101(火)

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あ「でさ、お雑煮の話に戻るけど、地域によって色んな雑煮があるらしいね。うちは関東らしく関東雑煮でおすまし風だけど、どちらかと行ったら江戸雑煮に近いかも。あと関西は丸餅、関東は角餅が多いって言われてるけど、うちは丸餅です」 レイ「京都だと白味噌を使ったり、奈良の一部じゃあきな粉につけて食べる雑煮もあるらしいな。具も凝ってて、県によってはブリや牡蠣を入れるらしい」 あ「いいなあ。うちなんて余った年越しそばの汁に餅ぶちこんだだけだもん。おしるこ大好きな僕にとって鳥取県のお雑煮は理想だよ」 レイ「しかし餅って飽きるよな。なんで正月に餅やら雑煮食わなきゃならねえんだ?」 あ「雑煮の始まりって結構古くてね。最初に始まったのが平安時代って言われてるよ。餅は昔から祝い事とかに食べる神聖なもので、それを年の初めに食べることに意味があったんだって。正月に餅を食べる風習はそこからきてるらしいよ」 レイ「へえ、そうなのか」 あ「こういう食べ物に縁起を見出すのはおせち料理にも通じてるよね。数の子は子孫繁栄、栗きんとんは金運上昇、ちょろぎは長寿とか」 レイ「昆布巻きで喜ぶとかくだらねえものもあるけどな」 あ「なんかカイジの沼編に出てきた競馬を思い出すよね。無理矢理な連想」 レイ「木崎、キザキ、キサキ、キセキ、奇跡……みたいな」 あ「それを聞いたカイジが心底呆れるの本当好き」 レイ「とまあ正月に餅やおせちを食うのはくだらない理由ということだ」 あ「日本人がおせちをくだらないって言ったら終わる気がする。あ、ちなみに僕が一番好きなおせち料理は田作りだよ。片口イワシを飴炊きしたやつね」 レイ「オシャレに言うと片口イワシのキャラメリゼ」 あ「わあ、なんかオシャレ。さ、ということで今回はお雑煮食べてるレイ君で〆ようか」 レイ「今度はちゃんとエッセイを続けろよ」 あ「頑張りま~す」image=512601512.jpg
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