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「ふむ、枯渇した器にあの術が入り込んで存在を保っているのか」
「座敷童の扱いも知らないクセに
___の優しさにつけ込んで
好き放題願いを叶えさせて
力が枯渇して昏倒したら
牢に閉じ込め術にかける有様だ
万が一目覚めたときまた、
利用するのだろう」
「・・目覚めたとしても
妖力を満たす器自体が
壊れてる可能性が高いぞ
あれはこの家に力を与えすぎた
お前の行為だって
正式な手順ではないし
何かしらの報いを
受けるかもしれないぞ」
「そんなことは覚悟の上だ
もう一度この人に会えるなら
なんだろうと関係ない
どうせこのまま朽ちていくだけなのだから」
___に触れると巻き付いている鎖がジャラジャラと鳴る
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