2018年アニメ感想『ゲゲゲの鬼太郎』(第6期)

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 今度は変更された点ですが、話題にもなったねこ娘の頭身と戦闘能力、3期のユメ子とは違う立ち位置の人間のヒロインなどがあげられますが、一番は対象年齢を引き上げたことだと思います。  そのため本気で怖い演出や人間のイヤな部分をハッキリ描き、さらには鬼太郎も以前より人間寄りの姿勢が無くなっています。  先に記述した人間のヒロイン・犬山まなは、ユメ子がねこ娘とライバル関係なのに対して、鬼太郎よりもむしろねこ娘と親しく、SNSでねこ娘に助けを求めたり、お姫様抱っこをされたりしています。  そうなんです、普通ヒロインはヒーロー(主人公)に抱かれるものですが、6期では主人公の鬼太郎がそういったことをしないので、代わりにねこ娘がヒロインを抱きます。ときには男性を抱きかかえることもあるのです。  ここも大きな違いで、過去作品は妖怪退治をするのは鬼太郎だけでした。鬼太郎ファミリーはあくまで助けるだけです。  6期は鬼太郎がトイレの花子さんと混浴している間に、ねこ娘が悪い妖怪をやっつけるというエピソードが存在し、過去作品とは大きく違う展開もありました。  ねこ娘は1期から存在するキャラクターではあるのですが、原作ではそれほど活躍しないため、アニメにおいて最もシリーズごとに特徴が異なる存在となっています。
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