右手のほくろ

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私は、その時、先生との間に共通点を感じ、特別な縁があるのではないかと思った。 まるで、先生と出逢うのが、生まれる前から決まっていたような妄想が頭のなかをよぎった。 先生は、不思議と診察の間に、私の斜め後ろを見て、話を続けることがある。 それを見て、私は、私の背後霊とでも、お話をしているのか…なんて、想像を膨らませる。 先生には、何が見えているのか…。
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