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「放せっ!! いきなり何しやがる!?」
しかも、ダチって紗英の事か?
でも、あれはたった一時間前の事……
「ウチのダチをいきなり標的にしたのはテメェだろうが。覚えてねーのかよ」
チッと舌打ちしながらソイツは元いた場所に戻る。
「はぁ? アタイもそこまで頭悪かねーよ。ブッ飛ばすぞ」
「ねぇ、これヤバイよ」
「どういう意味だよ?」
「ウチら、コイツの弱点知らないよ。ボールみたいな武器もないみたいだし、初対面だし……知ってるのは高城と同姓同名だって事くらい……」
仲間がそう耳打ちしてきたので、アタイの口許が緩んだ。
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