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「なぁ高城、ちょっと耳貸せ」
「なんで私の名前知ってるの? まぁ良いけど」
さっきとは違って不思議そうな顔をする高城。
アタイはソイツをグッとこちらに引き寄せてお得意の戦法を使ってみる。
「テメェと同姓同名のヤツ、知ってるぞ? アタイの標的だったヤツだ。テメェも標的にされたくなかったらさっさとここから立ち去りな。……まぁ、この時間に出歩いてるって事は家族もマトモに相手してくれねぇんだろうなぁ。彼氏もいないだろ絶対。あっ、もしかして貧乏なのか? ……なら、その噂が立って同姓同名のヤツの悪い噂が立ったら姿知らねぇヤツからとばっちり喰らって虐めの的になるかもなー。可哀想に。まぁ、その時はグフォッ!!」
「そのやり方、知ってるよ。そうやって橋本弱らせたんでしょ? 悪いけど、私には効かないから」
…………
うわぁぁーーーっ!!
飄々としたその言い方スゲェムカつくっ!!
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