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噛み締めた歯が悔しさでギリリと音を立てる。
アタイのこれが、効かなかったヤツなんか今まで一度もいなかったってのに……
あぁっ、考えたら無性に腹立ってきた!!
「ふざけんなテメェ!! 初対面の癖にお高く止まってんじゃねーよ!! テメェきっと学校で嫌われてるだろ!? いいや、絶対そうだっ!!」
それを聞いた高城は、ハァとため息を吐いた。
「初対面の人に対してそんな風に言ったら嫌われるよ? 別に私の事何と思ってくれても良いけどさ、別に噂立っても気にしないしそりゃ同姓同名の子には申し訳ないとは思うけど、私は私だよ。大体、初対面の人の言う事をどうやって信じろって言うの? おかしくない?」
「つーかその前にそこ退け! アタイらのテリトリーなんだよ!!」
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