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「そうだな、おめえらよお、夕飯まで食って帰っていけばいいよ。用意しとくからよ、ついでに健太も連れて行ってくれよ」
「そんな勝手に。ご迷惑でしょ」
静かに諭す奥さんに、わたしはそんなことないですよと言った。
「お兄ちゃんたちと行きたい」
「だよな! 楽しいことしようぜ、健太」
なにするの、と訊く健太くんに、山崎は笑いながらそれは歩きながら考えるんだと言った。
「よし。じゃ行こっか、健太くん」
「うん!」
「悪いな。少し歩いたら公園あっからよ、よろしく頼むわ」
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