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「それでもかまいません。
学校側に認められなくとも僕は必ず真・帰宅部を発足します!」
人斬り木島ノ衛門、ここに敗れたり。
木島先生は、健一くんの言葉と僕の熱い想いを背に、トボトボと、部屋を出ていった。
「あのー、それでなんだけど。」
木島先生を見送ると健一くんが、もじもじしながら僕に話しかけてきた。
「その、真・帰宅部?
もし掛け持ちでもよければ、僕も入部させてもらえないかな?」
その言葉に僕は少し驚いたが、すぐに襟を正し健一くんに握手を求めるように片手を出した。
そして、
「もちろんだよ、マイフレンド!」
と言い、僕は健一くんと熱い握手をかわした。
こうして部室を確保し、更には記念すべき一人目の部員が入部したのである。
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