先生、美術室貸してください

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普段、この部室で絵を描いているのは僕だけで、他にも部員はいるんだけど、ほとんど幽霊部員で、ここにはこない。 だから、絵を書いても誰か見合う人もいなくて、感想を聞きたくても聞けないんだ。 だから、今日は田中君から感想を聞かしてもらえて良かったよ。」 それを聞いた僕はこれも何かの縁だと思い、 「健一君。良かったらまた明日もここに絵を見に来てもいいかな?」 と聞いた。 健一君は「もちろん、喜んで待ってるよ。」と言ってくれた。 この日、僕の真・帰宅部創立という夢は華々しく飾ることは出来なかっが、代わりに新たな友が出来たのである。
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