1人が本棚に入れています
本棚に追加
/61ページ
普段、この部室で絵を描いているのは僕だけで、他にも部員はいるんだけど、ほとんど幽霊部員で、ここにはこない。
だから、絵を書いても誰か見合う人もいなくて、感想を聞きたくても聞けないんだ。
だから、今日は田中君から感想を聞かしてもらえて良かったよ。」
それを聞いた僕はこれも何かの縁だと思い、
「健一君。良かったらまた明日もここに絵を見に来てもいいかな?」
と聞いた。
健一君は「もちろん、喜んで待ってるよ。」と言ってくれた。
この日、僕の真・帰宅部創立という夢は華々しく飾ることは出来なかっが、代わりに新たな友が出来たのである。
最初のコメントを投稿しよう!