休み

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シーツにうつ伏せになる背中に舌を這わすと ぴくりぴくりと身体を震わせる。 そのまま奥へと己を突き入れると 楓はその身を反り 玉のような汗が背中を伝う。 その汗を舌で舐め上げ 前へ回した手で 小さな蕾を捻り上げながら奥へ奥へと進んでいくと 「・・あん・・あ・・だめ・・。」 と楓は震えながら喘ぎ声をあげた。 その甘美な音色に己はどんどん膨張し ぬめぬめと纏わりつく中を掻きまわし 弱いふくらみを擦り上げると 「もう・・だめ・・あ・・いや・・。」 首を振り 身悶える白い肌に歯を立てる。 がりっと噛むとびくびくと快楽に身を任せ 楓は蜜を吐き出した。 「あっ・・あ・・・・・・あ・・。」 震えが止まらない身体を抱きしめながら 蕾をぎゅっと摘まむと中が更に閉まっていく。 「だめ・・た・・たかね・・さん・・ むり・・あっ・・。。」 構わず尻を持ち 己を何度も打ちつけると 一気に弾け飛び全てを楓の中へ放出する。 心臓が移動したかのようにドクンドクンと 己が鼓動を俺に伝え 一滴残らず吐き出すと 息をつきそのまま楓を抱きしめた。 もう何度目だったか。 際限なく貪り続け 遂に腕の中で落ちてしまった 恋人の髪を撫でながら 一人苦笑する。 全く。 覚えたてのガキか。 自分にこんなに欲があるとは思わなかった。 もともと淡白で 処理としての行為だと思っていたし めんどくさいとさえ思うほどだったのに。 こんなにも 欲しいと思い 繋がりたいと思う。 自分の腕の中で 楓が色を変えていく様を見るのが 好きだ。 俺を欲しがる声をもっと聞きたい。 俺の名前をもっと呼ばせたい。 降伏し懇願し 全身を投げうって俺を求める。 そんな楓が何よりも愛しく尊い。 腕にすっぽり収まる楓を抱きしめ目を閉じる。 起きたら ブンブン首を振るだろうか。 ダメです。と言うだろうな。 くすりと高嶺は笑い 楓の髪にキスをすると ゆっくり眠りに落ちていった。
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