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花子さん、遊びましょ
皆さん、突然ですが花子さんを知っていますか?
・・・知ってるから何だって?
ふふふっ 知ってるわけ無いよね?だって、わたしあなたと会ったこと無いから。
え?わたしが誰だって?
ふふ、さて、誰でしょー?
それは、この話を読めばと分かると思うよ?
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「・・・ん、・・・ちゃん!ハナちゃん!」
「ふぇっ?!」
突然ユーちゃんによばれて、わたしは変な声をあげちゃった。いつの間にか寝ちゃってたみたい。
「もう、いい加減寝ちゃう癖は治した方がいいよ?お昼休み終わっちゃう。」
「ごめんね、ユーちゃん。でもまだ35分あるから大丈夫だよ。早くお弁当食べよ!」
「うん!」
ユーちゃんは自分の席にお弁当を取りに行って、わたしはランドセルを開いてお弁当を取り出した。すると、アイちゃんが来た。
「花子さん?そのお弁当貸してくれる?」
「アイちゃん意地悪だから嫌!」
アイちゃんはすぐに悪口言ったり嫌がらせするから、嫌いなの。ぜっっったいお弁当に何かする気だ!
「これは命令!花子さん、貸して。」
「い や !」
ちょうどその時、運良くユーちゃんが戻ってきた。
「ちょっと、アイちゃん!何してるの!」
ユーちゃんはわたしとアイちゃんの間に割り込むようにして、助けてくれた。
アイちゃんは舌打ちして行っちゃった。アイちゃんはユーちゃんが苦手みたい。
「ユーちゃん、ありがとう!」
「どーいたしまして!」
ユーちゃんは太陽みたいな笑顔をむけてから、持ってきたお弁当をわたしの机に置くと、一緒に食べようって言った。
「うん、一緒に食べよう!」
わたしはユーちゃんとお弁当を食べた。
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