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わたしは死んだ。
殺された。
そして、今、死んだ後のわたしの様子を眺めている。
わたしは霊になっていた。
多分、死んだ後わたしの体がどうなるのか気になったのもあるけど、アイちゃんが憎いからだと思う。
ちなみにわたしの体は、あの知らないおじさんの思うがままに扱われていた。
ナイフであちこち刺されて、いいように弄ばれ、まるでおもちゃのように振り回され、食べられていた。
そこら中が血で汚れ、わたしの柔らかい内臓が丸見えになり、かき混ぜられる。
見ているだけで、アイちゃん・・・アイに対しての憎しみが増していく。
(・・・アイを殺したい・・・アイにもわたしと同じ絶望を感じて欲しい・・・)
そう思った時だった。
ほとんど骨になってしまったわたしを砕いて、その知らないおじさんはトイレに流した。
わたしは思った。
アイもぐちゃぐちゃにしてトイレに流してあげよう
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