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怖い。めちゃくちゃ怖い。
私がキャリッジに乗り込んだ瞬間、ラプトルがキャリッジを破壊して私に喰らいつくのが簡単に想像できる。
「メイリーさん、ガルグさん。一緒に行きましょうよ」
渋い顔をする2人。ダメって事は分かるんですよ!
でも、私は諦めが悪い。
「柔らかいパンがあったら、食べてみたいと思いませんか?一緒に来てくれたら、柔らかいパンの焼き方を教えます!」
朝食で食べたくなった、食パンやロールパンを思い浮かべて食べ物で釣……お誘いする。
考え込む2人。もう一押しか?
とどめに「この世界にないパンですよ?」と悪魔のごとく囁いた。
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