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お薬でふわふわしている夜中の2時。わたしは「ウットにデパス。腕を切りたい」などとぶつぶつ唱えながら毛布にくるまって横になっていました。そのとき、チカッチカッと妖精を見た気がします。わたしは妖精に「顔さえ普通にしてください。他は自分でやってみせるから」っておねがいしました。キラッキラッ、チカッチカッ。妖精は消えてしまいました。やはり顔なぞ病気なぞどうにもならないのです。
腕をきって薬を飲んで、泥のように眠りました。わたしは夢をたくさん見る方なので、様々な夢をみます。たいていは何かと戦う夢。夢の中のわたしはかっこよくて、どんなに悪夢でも、夢の中のわたしにわたしは憧れるのでした。
一生夢を見ていたいと思ったわたしは、睡眠薬をあるだけ飲んで見ました。しかしずっとは眠れず、翌の昼に普通に起きたのでした。最近一番の絶望でした。わたしは眠り続けて夢の中のわたしで居続けることもできないのです。現実はいつもわたしを刺してきます。さようなら。
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