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Mac化以前の印刷物はこんなふうに制作されていた
ここでまたしても、悪癖発動。
Mac化以前の印刷物の制作過程に、ちょこっと言及しておきます。
ほとんど老人の思い出話みたいになってきてますね^^
いまからン十年ほど前、印刷物は明確な分業制で作られていました。
・デザイナーはまずレイアウト用紙にできあがりを想定して、各構成要素を手書きレイアウトし、クライアントに提出→
・GOサインをもらえたら、文字の大きさやら種類やら、字間・行間送り、空きスペースなどを細かく指定した打ち出し原稿とともに写植(写真植字※)へ回す→
・写植機というガシャコンガシャコンと派手な音を立てる植字機(当時で一台450万〜700万円くらい。モニターつきのが700万円だろうな、たぶん。当時私が勤めていた会社の社長(写植オペレーター)は1000万っていってたけど……ウソだったのかアレ)を、オペレーターが操作→
・打ち上がったものを印画紙に現像→
・その印画紙上の文字列を、デザイナーのレイアウト通りに台紙に切った貼ったする(版下作成)→
・最終校正がすんだら、デザイナーに戻して色指定→
こうしてようやく、印刷用のフィルム(製版フィルム)にする元版(版下)が出来上がる、というような流れでした。
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