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白い天井
今日も目が覚めた、白い天井を見つめる。
目が覚めなければいいと本気で思った。私が死んでも誰も困らないし、悲しみもしないだろう。
両親は殺された・・・。弟も殺された・・・。祖父母も殺された・・・。なんで、私も一緒に連れて行ってくれなかったの?
マスコミを名乗る狂人が今日も家の外に居る。
あの人達は、私が死んだほうが良かったと思っているに違いない。窓からカーテンを少し開けて外を見る。やはり、狂人が沢山居る。そんなに、私が生き残った事が不満なのだろうか?
学校からもやんわりとだけど、登校してこないように言われた。
もともと、学校なんて面子で行っていたような物だ。こんな状況で行こうなんて思わない。
スマホも解約した。
もともと、メッセのやり取りをする友達も、心配して電話をかけてくる友達も居なかった。
私の両親と弟と祖父母を殺した奴が捕まった。
ただ、そこに居てむしゃくしゃしたから殺した。たったそれだけの理由だ。
狂人の中の1人が面白そうに教えてくれた。
私に何を言えというのだろう。悲しいですか?って聞かれて、悲しくないと答えるとでも思っているのか?
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