ランチタイム狂詩曲 2 海が見えるホテル

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自分の部屋に戻ると、 気が抜けたというか・・・ 何だか空っぽになって ソファにグニャリと身体を任せた。 (福岡へは“奥さん“と行った?) いや、 (転勤なんてウソで私と別れる口実?) いや、 (東京にいるときからいろいろ“女性“?) いや、 (・・・いやいやいや・・・もういい) 「もうエエわ!」 初めて彼の関西弁を真似た。 あれから律儀にも 40前まで忘れられずに (いつか会えたら・・・) 甘い夢見てた自分・・・。 結婚記念日だけに目出度すぎる自分が 哀しいやら、情けないやらで 夜明けまで泣いてしまった。             ー 了 ー
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