ぴー

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「ぴー!」 向こうから亀が駆け寄ってくる。 俺は無視をして気づかないふりをした。 「ぴー?、?」 「…んだよ!うるせーな」 亀は不思議そうな顔で俺の顔をのぞきこむ。 カワイイ…。 頬が緩みそうになったが、なんとか持ちこたえた。 「一緒にかえろ!」 ふわっと亀は笑いながらいう。 「何で亀と帰らなきゃ行けねーんだよ」  俺は冷たく言い返した。 「ぴーと帰りたいから!」 それでも亀は可愛い。 俺は亀が好きだ。けど、男同士だから…。 この気持ちは、伝えない。 「ぴーどうしたの?なんか…怒ってる?」 亀は不安そうな顔をした。 キュン。そんな、笑うなよ。 もっと好きになっちゃうだろ…?
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