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いつからこのような感覚をもったのか定かではない。
物心をついた時にはこうだった。
匂いについては敏感なのだ。
女性の特有の甘い香りが好きなのだ。
女性と初めて付き合ったのは高校の時。
一目惚れだった。
周りの友人に話すと外見をみてあの人はやめておけと止められる。
しかし緊張して声が上擦りながらも彼女に声をかけた。
その時は上手く付き合うことが出来た。
付き合い始めて数ヶ月経った時に彼女から「私のどこが好きなの」と聞かれた。その時に始めて冷静に考えてみた。性格かなと思ったがよくよく考えた結論は彼女の匂いだった。
彼女は女性ながら爽やかなコロンのような匂いがして、すれ違うの時の香りが好きだった。
大学時代に付き合った彼女は匂いは
全く違った。甘い豊潤な香りだった。
月日は経ち、今まで付き合った彼女の顔はうぬ覚えになっても匂いだけは確実に思い出せる。
そして今の彼女、華も匂いで決めた。
僕の鼻の感覚とぴったり波長が合うのだ。
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