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ここからは西島目線です。
長いツアーを終えて久しぶりに帰宅した。
まるで飼い主を待つ犬のように彼女は
玄関に座っていた。
「おかえり」
寂しかったはずの彼女が
少し潤せた目で言った。
帰って間もないのに俺は
隆「シよ」
と。
彼女は静かに小さく頷いた。
妊娠してるのに抱くのは少し躊躇したが、
この際どうでもよかった。
真っ白なシーツには
彼女のナカから溢れた禁断の蜜と
俺の欲が入り交じっていた
隆「俺の気が済むまでずっと」
そういい、何度もキスを交わせて
気の済むまで身体を重ねて
なんというか、
好きでもない女になんでこんなことしてるんだろうって、少し疑問を覚え始めてきた。
俺と彼女は恋人関係でも全くない。
血も繋がらないし、
ただ俺が盗んだだけ。
そう、それだけなんだ。
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