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徹夜明けの眠い目を擦りながら仕事場のブラインドを閉めた。
さすがに辛い。
暫くソファで横になろう...
どの位眠ったのか、キッチンからする物音で目が覚めた。
彼女が来ているのか?
喉も乾いていたのでソーダ水を取りにキッチンへ向かう。
まだ昼過ぎなのに薄暗く感じる。
窓から細い光が何本も射していた。
この時間では何時もブラインドは開けてあった筈だが...
ここに越して来た頃に近所のバザーで買ったヴィンテージ物のテーブルに誰かが頬杖をして座っている。
誰だ?見覚えのある姿。
...そこには親父が居た。
少し透けている。
直ぐにこの世の者では無いと分かった。
だけど怖くはない。
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