空に落ちて

陰謀

「こんにちは。国民のみなさん。」
「石神総理！！」 先生が驚く。

「みなさん 大変混乱されてると思いますが落ち着いて私の話を聞いてください。 」
石神総理の顔が歪む。
なんだ？ 次の瞬間、別の顔が現れる。
「え、この人確か前の総理大臣じゃなかったっけ？」
真田が言い終わると同時に、次々と顔が変わっていく。おそらく歴代総理大臣だろう。
「見てわかる通り、私は人間ではない。何者かは言うつもりはないし、必要もない。ただ私の言うことを聞けばよい。
さて、現状の説明をしよう。見ての通り世界はひっくり返った。
なぜそうなったか。私達は遥か昔からこの世界を見てきた。
私達からこの世界に干渉することはなかった。しかし、人間はよくも悪くも増えすぎた。森を破壊し、海を汚す。それに私達の存在に勘づいている人間もいた。
まあ、それだけではないのだが、私達が決断を下すには十分だった。それがこの結果だ。
世間には100億人突破記念とか発表して、外に出て祝おうと冗談混じりで言ったのだ。まさか国民ほとんどが、真に受けてしまうとは。おかげでほとんど死んでしまったよ。まだ序章とは知らずにね。」
そこで放送は終わった。

なんかものすごいことになってきたな。