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彼女がオレのために歌う歌ってのは本当に癖になるな。
ファーストやセカンドが歌う歌と実は同じだということに最近ようやっと気付いたぜ。
耳が聞こえないからといっても、よくここまで別の曲のように調子っ外れに歌えるもんだ。
……お。
カンチガイオンナを保育所に送り届けたオレのファーストがやっと帰ってきたようだな。
ヘイ、待ってたぜ。
オレの……スイートハニー。
オレが誘う声にファーストはあわててオレの元へ走り寄り、オレに身を寄せた。
オレを優しく抱き、恥じらいながらも肌を見せ、その愛すべき清らかな果実をオレだけの前に晒す。
オレの頭を包み、オレの口にコケティッシュな丸みを含ませる。
オレたちはかつてのように一体となる。
オレはお前の中に流れ込み、お前はオレの中に流れ込む。
魂の共有だ。
オレたちには言葉なんていらない。
身体で、魂で語り合うからだ。
誰にも邪魔のできない、オレたちだけの崇高な愛の儀式。
オレの微笑みを見て、お前は満足げに微笑み返し……。
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