0人が本棚に入れています
本棚に追加
こ、このオレ様にお前のようなつるぺたに吸い付けというのか? く、屈辱にも程があるぜ!
だがオンナはそれだけでは終わらなかった。オレ様の顔にまな板を押し付けてきた。
「Kちゃん、オチチだよ。おいちいおいちい」
ファースト! 助けてくれええ!
このカンチガイオンナをオレの前から追っ払ってくれえええ!
オレの悲鳴を聞きつけたファーストは、あわてて駆け寄ってオレを抱き上げた。
すると
「アカン! △△のママよお!」
なんと、カンチガイオンナはファーストの脚に抱きついたではないか。
「Kちゃん、抱っこアカン! まあま、△△抱っこしてよよお!」
なんだと?!
まさかこのオンナ、そのケもあったのか?
ぬかったぜ。
オレに執着するだけじゃ飽き足らずオレのファーストにも固執してようとは。
オレはこのオンナの愛欲の対象でもありながら、嫉妬の対象でもあったのか?
くそ、なんて複雑で面倒くさいオンナなんだ!
「△△、おっきい赤ちゃんよお! 抱っこしてよよお!」
カンチガイオンナはバタバタと足をバタつかせて、床を転がりだした。
う、うるせえ……。
めんどくせええええ!
最初のコメントを投稿しよう!