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オレの乞うまま乳房を出し、オレにその身体を委ねる。
オレはお前の温もりに埋もれながら、ほとばしる愛液を貪いつくす。
それは、夜毎三時間おきに繰り返される、二人の濃厚な愛の交歓式……!
お前の懐でオレは息もできないほどの愛に包まれて、何度も満たされては眠りに落ちるのさ……。
ああ、幸せだ。
これ以上の幸福があるだろうか。
オレは生涯、これ程愛せるオンナを、もう見つけることが出来ないだろう……。
ファースト。
オレの唯一のオンナ……。
オレはお前を一生……ーー
「Kちゃあん!」
ハッ!
オレは目を見開き両腕を突き上げる。
も、もう朝か……。
部屋に差し込む朝日にようやく気付いて、眉をひそめる。
カンチガイオンナがオレのもとへやって来るドタバタ音が聞こえる。
「Kちゃあん! 起きてよよお!」
……くそ。
また来やがったか。
全く、朝っぱらからいつもうるせえなあ、本当に。
あいつはよお……。
オレは小さくため息をついて、観念した。
ーーそしてまた。
オレの長くて早い一日が始まろうとしている。
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