別れ、そして始まり

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突然家がなくなってしまってどうしたらいいんだろうとただただ歩き続ける 雪が降りそうなくらい寒い夜 思いつくのは大学のサークルの先輩だった 澤部麻里子(さわべまりこ) 28歳 なんでも話せる相談にものってくれる頼れる姉さんだ とにかく行ってみよう 30分くらい歩き先輩のマンションの前に着いた ピンポーン インターホンを押し少し待ってみる 麻里子「はい」 麻里子さんの声だー 夏帆「麻里子さーん」 ホッとして泣いてしまった
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