まどろみ

チャンスは1度きりと
渾身の力で投げた紙飛行機
はがゆい言葉を綴って
「貴女に届け」そう願いながら

笑った顔を見たい
声が聴きたい
え？「それはおかしい」？
では問う
おかしい/おかしくないの境い目はどこだ

少し貴女を思うだけで
心にふわりと浮力が宿る
それを子供じみた感情と言われるなら
子供じみた幸せに浸っていたいんだ