1人が本棚に入れています
本棚に追加
「出来ないことは誰にだってあります。それは当たり前なことです。でも、それで変わることを諦めて仕舞えば終わりです。あなたは、自分が変わりたいと思ったから変わろうとした。だった出来ます」
「本当……ですかね?」
「はい。勇気を持ってください」
そう励まされた。
根拠はなかったけれど、勇気をもらった。心に火が灯る。
「あの、おかわりお願いします」
「はい、かしこまりました」
私はその後もその美味しいビーフシチューを口にした。
心からのぬくもりを抱いて。
◇◇◇
ここは迷える子羊が迷い込む不思議なレストラン。
私はそんな人たちを最高の形でもてなし、そして心を清める。
数日後。この店に来た女性が現れた。なんと雇って欲しいとのことだった。私は「あまり給料は高くありませんよ?」と聞くと「大丈夫です」と言われた。
そして彼女は、画家を目指しているらしく。私の肖像画を描いた。その兄は魂がこもっていた。そのぬくもりは忘れることはないだろう。
最初のコメントを投稿しよう!