三角関係にも満たない恋

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夜空に月が、輝く暗闇にオレンジのライトの空間にわたしは、ピンク色のベッドに壁に腰掛て大きなイルカのぬいぐるみを抱きしめた 「なぜ、なんだ」 そういってスマホのラインを眺めた、2人はなぜか付き合うことになった。 こゆきもなんだかんだ、彼氏というブランドがほしかったに違いない 「まぁ中学生あるあるだよね、とりあえず付き合ってみて、そんなカップル長続きしないもん」 そんな負けおしみを、ぶつぶつとひとりごとで、つぶやいた 明日から、どんな顔して、接すればいいだろう そもそも、もうすぐ夏休みか わたしが落ち着くまでは、演技して、までもいい笑顔で接してあげよう わたしは、そう決意して、濡れた、ぬいぐるみをそっと抱いた
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