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最後のカケ
「ところで、こゆきなんで、ふったの」
わたしは日常の話しのながれから急に確信にふれた
「ふってないよ ただ」
恐ろしいほど真顔だ
「ただ・・なにが」
緊張感がただよるか負けず突き進む
「キスの予感して、逃げてきただけ」
こゆきはさすがに表情を曇らせる
そうだった、こゆきは、まだまだ人に触られるのが、嫌だからなと納得と安心した
「あ~あぁ なるほどね 納得の一撃だったかも」
あきれた顔して、わたしは、わたしを心配そうに見つめる
「えっじゃあ、こゆきは、さとし君、嫌いになったの?」
心配そうにわたしは顔をぞきながら質問する
「別に嫌いじゃないけど きまずいの」
こゆきは、一瞬、さとしの顔みては、すぐに下を向いた
「でっ思ったけど 破局だよね」
わたし中では精一杯のストレートな嫌味で攻めた
「えっそうなのかな」
こゆきは顔は、下を向いたままだった
なんかそんな仕草をみるとこっちも罪悪感で、精一杯だ
「そうでしょ、さとし君と仲良くする気は?」
真剣な顔を向けるわたし
「今は、面倒だから、ず~と後」
今度こゆきは、さとしとは真逆に顔を向けた
「ふ~ん どうでもいいとして回答でいいかな
じゃあ私がさとし君にアタックしていいかな」
つい口がすべったわたしの欲望が表に出しすぎて、しまった
「意味わかんない・・・なんでこうなるの」
こゆきは意表につかれびっくりして、わたしにかおを向けた
親友の意味不明な発言にはさすがにちょっとイラっと来る
「だって漫画で、こういう時
彼女の親友の優しい手の差し伸べが彼がときめくって話しがあって」
へんな言い訳をしながら、できるけの笑顔でごまかした
「あっそう勝手にやれば」
こゆきの表情は硬くなった
「ねっさとし君とこ行って、いいよね?」
なぜかふいに、こゆきに確認とって、しまった
「勝手にいけば」
おそらく、かなり怒った口調でこゆきは言った表情は真顔だ
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