最後のカケ

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「あぁ~この表情を待ってたの、こゆき怒るとこんな表情しをたのは、初めてにみたよ」 わたしは、笑顔でせいっぱいごまかした 「なに、こんどは冷やかし」 やばいこゆきが、顔を赤くしてまで、激怒している 「こゆき、さとし君ことちゃんと思ったか~あぁ残念」 もう緊張しすぎて、てきとうなことを言ってしまう 「この策士め」 こゆきは少し安心して、落ち着いた顔みせ わたしは精いっぱいの笑顔に、こゆきは冷たい目線をみつめた 「え、なんのことこゆきが置き去りしてるいらない宝箱確認しただけど」 「でっどうするの、今すぐ仲直りできるような」 「どうするの~そんなことすると私より手慣れた、女子は沢山、アタックするけど」 言い訳ぐるしいことをしゃべって、ごまかせた 「デートしたいかも」 「えぇでも、今、話しかけられないでしょ あぁラインか」 「あれはなんか嫌かな そうだ手紙がいい」 「えぇ~ひと昔の方法今さらやるの」 わたしの罪を返上するかのように、できるだけアドバイスに乗った
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