冬島温泉の巻

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「ペンたんにもマフラーあげまちゅね」と小さい水色のマフラーと手袋をあげ、プテちゃん用のマフラーを探す。 「あ、ありまちた!リュックとおそろいの薄い緑色」 ふたつ持って厨房に行くと、のんびりとお茶を飲んでいる凛しゃんと、何かを読んでるプテちゃん。 「凛しゃーん!プテちゃーん」 「プテちゃー」 器用にプテちゃんの背中に飛び乗るペンたんを少し羨ましいと思いながら、リュックとマフラーを渡す。 「QUEのお古でちゅけど、冬島なのでプテちゃんにもいると思うでちゅ。リュックの長さ直せまちゅか?」 直ぐに長さ調節をしてもらい、プテちゃんが羽から通すとピッタリ。 「ジャンパーはなかったでちゅ」 「ありがとう。僕、冬は初めてだからドキドキするよ」 「雪だるま作って、雪合戦するんでちゅよ!」 ワイワイとお話していると、美愛しゃんがお肉などを持ってきて、「私達も冷えないようにしなきゃ」と凛しゃんとお話を始めたので、ペンたんとプテちゃんとお空を見に行く。 「あっちの方、くらいでちゅよねー」 「ゴロゴロ、嫌ペン」 「雷しゃんが鳴ったら、おへそ隠すんでちゅよ?」 「へそ?」 「プテちゃんはお腹の真ん中?」 「隠したらどうなるの?」 「おへそ取られましぇん!あと、お腹痛くならないでちゅ」
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