冬島温泉の巻

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次の日にはかなり寒くなってきたので、せくちーな園児船長服の上に、モコモコのジャンパーを着る。 毛糸の帽子もかぶってお耳も隠し、まだ雪降らないのかなー?といつも座ってる船首によじ登る。 「冬といえば、カニしゃんに、伊勢海老にアワビでちゅよねー。ぶりしゃぶも食べたいでちゅよー」 ぴょんと飛び降りてお部屋に行こうとしたら、ザバァっと蛇のような海王類が出たので、「お久しぶりのQUEたんキーック!」と蹴りを入れ、煙管に覇気を纏わせて大人しくしてから思いっきり殴る。 ロープで絞り、「とったどー!」と言ってからフックに紐をかけ、お部屋に行くものの、前よりも蹴りが上手くできない。 治ったはずなのになぁ…… お部屋でお絵描きをしながら、ペンたんとプテちゃんに雪だるまや鎌倉など絵本でも見せて、何をして遊ぶかというお話をしたあとお手ちゅだい。 QUEの一日はとってものんびり。 ドリルがない間だけ!
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