冬島温泉の巻

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1日2日と進み、段々と寒さも厳しくなってきたので、やっと雪が降ってきた。 「おおぅ、雪でちゅー」 魚をとってもないのに、「降ったどー!」とみんなにお知らせ。 お知らせして直ぐに「中に入りなさーい」と更紗しゃんに船内に連れていかれ、厨房に行くとみんなが揃っていた。 「どーしたんでちゅか?雪でちゅよ?」 「それがね、食料がカチコチに凍っちゃって……」 「ビニールハウスの野菜も元気なくて、麻袋に入れて貯蔵庫に入れて置いた芋類もカチコチ」 「え?」 「お野菜だけなのでしよ……」 「でも、船内は暖かいし、冷蔵庫の中のものは凍ってましぇんよ。つまみ食いのプリ……あ!」 「だから1個足りなかったのね!」 「ごめんなしゃいなのでちゅよー」 「で、この島に近づいて、島影がでた途端氷だしたので、行くかどうか迷ってるんですよねぇ」 「なんで?行こうよー」
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