冬島温泉の巻

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小さい玉からじゃ早く作れないからと渡されたのは、ゴミ袋。 「ほら、雪詰めて!」 「ハイなのでちゅ」 ペンタンは小さなスコップで一生懸命入れていて、外側からポンポンと固めていく。 袋から出すと歪だが、大きな雪だるまの下の段ができたので、まあるい形にペンタンのスコップを使って邪魔な雪をどかせ、もう1つ作ってくれた雪団子を上に置いてくれたので、これで雪だるまのベースは完成。 「目と、お鼻と、あと手袋といりま……ちゅー?」 「うお、でっかいなーあっちの雪だるま」 「負けまちゅー!」 「だけど、形はこっちのがいいと思うし、仕上げちゃおうか」 「そうでちゅね」 船に要らない手袋と人参を貰いに行くと、人参は食料だからだめ!と、おもしろグッズを貰ったので、それを青野しゃんに見せると爆笑。 「いい、これいい!」 笑いながら雪だるまのお顔につけてくれ、QUEが渡した木の棒と、手袋も付けてくれたのだが、ペンたんは「こわっ、ペン!」と言うだけで、小さな雪うさぎを作りだした。
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