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少し婆ちゃんとお話がしたいと2人にしてもらい、船長室に来てもらう。
「なんだい、立派な部屋作ったもんだねぇ」
「船長でちゅから……婆たんも元気そうでなりよりでちゅよー」
「まだまだ現役さね。で?珍しく呼ぶってなんだね?」
「QUE、もうすぐ大鍋幼稚園の小鍋組に入るでちゅよ」
それだけいったら分かったのか、「後悔の無いようにおしよ」とだけ言って席を立つ。
「婆たん……分かってたんでちゅか?」
「そりゃあ、噂ぐらいは聞いてるよ。ちっこいのが暴れてるんだ。みんな知ってるさね。でも、理由はそれじゃないんだろう?」
「そう……でちゅ」
帰る前にと言って婆たんにしがみつき、いつもしているエプロンで鼻を噛む。
「あー、またこの子は!婆ちゃんのエプロンはちり紙じゃないよっ!」
「えへへーなのでちゅ」
この会話を全員が聞き耳を立ててるとも知らずに話していたお馬鹿なQUE。
でも、まだ誰も気づかないだろう。
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