越えろ!REDLINE!

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よいしょっと、扉を開けると、爺たんの姿が! 「爺たん!」 「おお、話は聞いておるぞ?」 「お願いしまちゅなのでちゅよー」 そう言うと、婆たんから聞いていたのか船に関するものは全て用意してくれていたようで、これには2人も驚いている。 「婆たんはお船を見ただけで、何が必要かわかる妖怪婆たんなのでちゅ。で、こっちが妖怪爺たん」 「有難いんですけど、これだけの物の資金は……」 「タダでいい!」 「爺たんだいちゅき!」 後ろから妖怪って言ってたくせにと聞こえるが、タダより怖いものは無いことくらいはQUEでも知っている。 「さて、2人は荷物運んでお船へ。代わりに美愛しゃんと凛しゃん、束砂しゃんを連れてきてくだしゃい」 ニヤニヤ笑いながら言うと、「買い出し忘れないでくださいよ」と言われたので、「肉山盛り買っておきまちゅ」と答えておく。
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