風船島の巻

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最近はドリルがなくって幸せ!とるんたった踊りをしながら厨房に行くと、狼歩しゃんと美愛しゃんが何やら色んなものにお名前を書いて、アイロンで貼り付けていっているのを見て、直感で逃げなくちゃ!とデッキまで全力疾走。 デッキではみんなが魚つりをしていたのだが、なかなか釣れないと言っていて、バケツの中は空っぽ。 「ほら、最近お肉多いから魚でもと思って。水槽の魚は毎日見てるから食べちゃ可哀想って思ってしまうと釣るしかないのかなーって」 「それで釣り?」 「最近QUEちゃんもお魚とってないでしょう?」 「出ないんでちゅよねぇ。大きなの。それより、まさかまさかの幼稚園の準備、美愛しゃんたちしてまちゅよね?」 「うん、邪魔しないようにってここに来たんだよ?」 「QUEたん危機一髪でちゅ!」 「そんなに怖いんですか?」 プテちゃんが聞くので、前にも話したでちゅよーとしょんぼり。 「いけ、ペン!」 「ペンたん、誰に言葉教えてもらってるんでちゅかー?」 「ちつじ、ペン」 「きっと狼歩しゃんの心の声だー!」
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