River Islandの巻

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翌日は快晴だったのでお船のお掃除から始まり、朝ごはんを食べに厨房に行くと、婆たん指導の元スパルタお料理教室! 「ほら、煮立たせたらダメじゃないか。ほら、魚きたよっ!」 「な、何してるんでちゅか?」 「料理を教えてもらってるんだけど、水槽の魚いるでしょ。あの魚みんな食べられるって言うから」 「あんた達、海風邪にかかったんだって?航海は食が大事だからねぇ。いる間に教えこんでおこうと思って」 「で、プテちゃんがお魚運んでるんでちゅか?」 「ペンたんには水槽の魚とらせてるよ。あれは入れすぎさね。捌いて保存しておかないと活きのいいままってわけにいかないからねぇ」 「凛しゃん……」 「いいのいいの。これは教えてって私たちが言ったから。それより朝ごはんね」 「はいでちゅ」 お席に座って待ってると、ハムエッグにご飯と味噌汁。 サラダに納豆。 それはいいのだが、爺たん食べながら寝てる!!! 「爺たん?」 「ん、おお、いかんいかん」 「あとで寝てくだちゃい。それと適度に婆たん止めて欲しいでちゅ」 「まぁ、そう言わんと。儂らみたいな老人にも若いものに教えることは出来るからのぅ」 「わかりまちた。指針どうなったでちゅか?」 「元の航路に戻ったから今日は結構進むじゃろ」 パクパクとご飯を食べて、生簀の蓋のある所に行くと、ペンたんが水浴びが終わったようでタオルでふきふきしていた。 「ペンたん、たくさんとれまちたか?」 「たいりょ、ぺん」 少しずつ運んでから指針を見に見張り台に上がるとちゃんと船首は矢印の方向に向いている。
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