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2話
来王は公園のベンチで休んでいた。
そこに虎斗と大願がやって来た。
「しかしあいつらとどう関わっていったら良いんだろうか」大願は頭を抱える。
「確かにそうだな。育った環境は違くても同じ種族である事には変わりないからな」虎斗は隣に座る。
王我は考える。
――このまま同じ種族と戦わなければいけないのか
すると咲夢がやって来た、
「大変よ、敵が現れたわよ」
3人はは急いで現場に駆け付ける。
そこは公園で何人もの人が鳳矢に顔を握られて昏睡にされていた。
「お前!」来王は思わず鳳矢に襲い掛かる。
鳳矢はかわして殴りかかる。
来王はすばらく避けて腹に膝キックを浴びせた。
鳳矢は腹を抱える。
「……お前達には分からないんだよ。人間がどれほど最低な事をしてきたのか」
鳳矢は来王の顔面を殴った。
王我は倒れこむ。
虎斗と大願も駆け寄る。
「この世界には2種類の生き方がある。大切に育てられ過酷な道も知らない生物と常に過酷な道を見ていく生物とな」鳳矢は言った。
「お前か、鳥の種族だな」
振り返ると斎藤菜炎と村性象吾、白黒牛矢、剛崎腕広がいた。
「お前達、ヒト科の種族だな」鳳矢は気付いた。
「そうだ。俺達の目的は1つ。人間に対する復讐だ」菜炎は言った。
来王達は注目する。
「復讐か…まぁお前達には興味はないが俺達は仮想現実に送り込む作業をしている。邪魔するな」
菜炎は近づく。
「俺達は人間に復讐する。だからアニマルヒューマンになった」
そう言うと菜炎たちは去っていった。
「あいつらどうせ大した事ないだろ」鳳矢は馬鹿にする。
そして鳳矢も去っていった。
来王達は困惑していた。
「つまり人間を仮想現実に送ろうとするものと人間に復讐しようとしているものがいるという事か」大願は整理した。
「何でも良い。だがそんな事するなら俺は人間を守る」
すると車のブレーキの音が虚しく鳴った。
来王は決めたつもりだったが決まらなかった。
「やっぱりこの人、百獣の王者じゃないんじゃないのか」虎斗はますます疑った。
一方、鳳矢はアジトで考えていた。
鳳矢はかつての事を考える。
それを考えるとなぜ自分は大丈夫だったのが知りたくなった。
するとテレビであるニュースが報道された。
それは大手ゲーム会社、シャインコーポレーションの社長、清神亜嵐が最新ゲームの発売のニュースだった。
しかし鳳矢は興味がなかった。
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