白想花
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「なんでこんなに苦しいの?ねぇ、神様。」 一粒の涙がゆっくりと落ちた。 その時だった。足元が眩しく光った。 目を凝らし、見てみると、白く可愛らしい一輪の花がいたのだ。 その花は、他に花とは違い、輝いていた。 「まさか、あの、幸せの白い花?」 近付いてみるとほのかに暖かい気がした。 僕は急いでその花をそっと摘み、来た道を走って戻った。 その日の夜はとても綺麗な月夜で、その月は白い光で満ちていた。
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