遂に入学

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今日は入学式だった事もあって、軽い自己紹介をそれぞれして解散となった。 クラスメイト達の名前は、私だった頃にも聞き覚えがある名前で、やはりクリスティーナだった時の歴史を繰り返しているようだ。 そして、以前の私の人生を狂わせたあの女はまだこのクラスには居ない。 私だった頃と同じであれば来月の中頃にこのクラスに転入してくるはずだ。 今はまだ本当に転入してくるかどうかは分からないから、本当に転入して来てから様子を見るしかない。 教科書の類は寮の部屋の方に届いているから、何も入っていないカバンを持って教室を出た。 教室を出たら、姉上とレナードが待っていた。 今日はまだ姉上付きの護衛だから一緒にいるのは分かるけど、寮に帰る位一人でも出来るのに、わざわざ1年生の教室の方に来てくれた。 それに何故かエドワード王子のおまけつきだ。 確かに姉上とエドワード王子は婚約者同士なのだから一緒に居ても問題はないけど、1年生の教室の方まで来るのは違う気がする… 「やぁ、シャル。久しぶりだね」 そう言うってエドワード王子は眩しい笑みを向けて来る。 あれ?私だった頃にエドワード王子のこんな笑顔見た記憶が無いんだけど…
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