897人が本棚に入れています
本棚に追加
急に話に加わって来たロメオ君は、言いたい事を言い終えるなり何処かへ行ってしまった。
更に詳しく聞いてみたい気もしたけど、もう何処かへ行ってしまったし、もう少し僕がロメオ君がいう所の大人にならないと教えてくれない気もした。
「そろそろ寮に戻ろうか」
「そうだね」
教室の中に残っていた人達も大半が居なくなり、ポツポツと帰り始めている。
中には別の教室に行ったりしている人も居るようだし。
「シャルロット君は次の生徒会もまた入ろうと思ってるの?」
「ううん。
本当は今回も辞退したかったんだけど、エドワード王子に押し切られちゃって…
でも次はもう入るようにとか言われないと思うし、立候補自体しないよ。
それがどうかした?」
「そうなんだ。
次も生徒会に入るって言うなら、また僕が応援演説をしても良かったのにって言おうと思って。
今度こそちゃんとした応援演説にしてみせようと思ってね」
「そうだったんだ。
でも、僕自分から生徒会には入りたいとは思ってないから、どうしてもやってくれとでも言われない限りはやらないつもりだよ」
そんな事を話しながら寮へと戻って来た。
最初のコメントを投稿しよう!