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新学期の始業式の翌日は入学式だ。
入学式の会場準備は生徒会の役員と教師と有志のメンバーで行った。
とは言え、入学式は生徒会の役員の他の生徒は殆どが休みだ。
一部の生徒が登校するだけだからか、会場準備が教師の心証を上げるからか、3年生が中心になって準備をしていた。
僕も会場の準備を手伝おうと思ったけど、思ったよりも翌日の入学式の打ち合わせに時間が取られたのと、会場準備が早く終わったのと合わさって、結局は僕は会場準備は手伝う事は無かった。
会場準備が終われば、準備を手伝っていた有志のメンバーは特に学校に残って何かをするという事も無いようで、寮へと戻って行った。
生徒会の役員も入学式の打ち合わせが終われば、特にその日の仕事は無いからと一緒に帰った。
「帰りましょうか」
「…そうだな」
僕からエドワード王子に言ったからか、エドワード王子は一瞬驚いたように目を見開いたと思ったら、嬉しそうに目を細めて肯定してくれた。
…たまには僕から誘っても問題ないと思っただけなんだけどな…
それに他にも生徒会の役員だとか会場準備を手伝ってくれた有志のメンバーも居るんだし。
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