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2年生になってからの生徒会としての大きな最初の仕事は入学式だ。
その次は新入生歓迎会がある。
去年の新入生歓迎会の少し前から一月程の間の記憶が曖昧だから、ちゃんと出来るか不安だったけど、新入生歓迎会は過去の資料と他の生徒会の役員の助けもあって、ちゃんと無事に終わった。
僕の記憶が曖昧な期間、その間はマーガレット・オルディナルという一人の女が転校性として学園に編入してきて、学園内を滅茶苦茶にしていたそうだ。
僕が過去の資料を調べている時にエドワード王子が特にマーガレットと言う女の事を僕が知るのをすごく心配していた。
でも、その女の事を調べても今は特に何も起きない。
ただ、その女の顔を見た事があるのかもしれないけど、僕の記憶には全く残っていない。
その女の名前もただの記号のようにしか感じれないだけだ。
エドワード王子が僕の事をやけに心配しているから、どうしてか聞いたら、渋々だけどもその理由を教えてくれた。
と言うのも、僕がマーガレットの名前を聞くだけで気を失っていたからだと言うからだ。
今ではもうそんな事は起きない。
それは以前は思い出せていた僕の中に残っていた前世の記憶を、全く思い出せなくなった事と関係があるのかもしれなかった。
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