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僕の記憶が曖昧な期間に、僕はいつの間にか生徒会の副会長にされていた。
その前に居た副会長は、その当時学園内を滅茶苦茶にしたマーガレット・オルディナルに惚れ込んで、生徒会の仕事をしなくなったばかりか、そのマーガレットの行動に手を貸して更に悪化させていたらしい。
だからか、副会長をリコールして後任に僕を据えたらしい。
しかもその時に何を勘違いしているのか、マーガレットも副会長に立候補している。
結果は当然の様に僕の圧勝で終わっているのだけども。
その当時の元副会長はリコールの後、少しして学園を自主退学している。
その理由は過去の資料には詳しくは書いていないし、その後の事は書いていないから、今はどうしているとかは知らない。
彼もまたマーガレットによって運命を狂わされた一人なのかもしれない。
そう、マーガレットに運命は言い過ぎかもしれないけど、学園生活を壊された生徒は大量に居る。
それは去年の僕の夏休み前までのクラスメイト達だったり、元学園長だったりする。
今はお父様が学園長をしているけど、以前は別の人が学園長をしていた。
その人は罪人としてまだ牢に繋がっているらしい。
らしいと分からないのは、学園の生徒会を運営する為に必要な過去の資料には、元学園長は投獄されて学園長は変更になった、としか書かれていないからだ。
どれだけの罪を犯して、どれだけ牢に入っているのかとかは書いていないから、調べるつもりのない僕には分からない事だった。
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