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冬休みが明けたら、いよいよ学園の卒業式が間近に迫った来ているように感じる。
この卒業式で姉上とエドワード王子はいよいよ学園を卒業して行く。
そろそろ、僕も今まで曖昧な態度で口には出して来なかった事を決めるべき時期が来たのかもしれない。
それに、エドワード王子に初めてその気持ちを言われた時と、今ではまた僕のエドワード王子に対する気持ちが変わってきているのが、自分でも分かって来ている。
エドワード王子と同じ気持ちを直接ぶつけて来た相手は、他にも居て、エドワード王子の兄王子のクリストファー王子もだ。
クリストファー王子とは、学園長代理をしている時にしばしば口説かれていた。
その後は僕のペースに合わせてくれた付き合い方をしてくれている。
…その度にまた口説かれてもいたんだけどね。
それらの気持ちにケリを着けるのにも、卒業式という節目の大きなイベントは丁度いいだろうと、僕が気持ちを伝える相手に対して、僕の中で言葉を探した。
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