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血が飛び散った部屋を見て、帰って来た円様のお母様は悲鳴を上げました。 棍棒(こんぼう)のように私を振り上げたご主人様は、幅の広い部分──ボディと呼ばれる部分でございます──を誠さんの後頭部にぶつけるように振り下ろしたのです。 「がっ」と異音を発した誠さんは、しかしすぐに起き上がって「何すんだこの野郎!」と言いながら振り返り殴りかかってきました。
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